2008年5月17日土曜日



小さな針のような数本のテレビ塔が山並みの上に突き出ている生駒山に向かって日が沈んでゆく。朝日はあまり縁がないが夕日を眺めることは多い。かわることなく東から上り西へ沈む太陽が万葉の時代からまほろばの大和の地を照らし続けてきた。その日の光を受けて人々が大地に行き続けてきた。そうした生活が途切れることなく綿々と受け継がれてきているから、ここに歴史が今も生きている。今年がどんな年であろうともここに都のあったころも今も人々は同じ夕日を見つめていたのだと思う。
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